2011年8月30日火曜日

2011年8月29日(Mon. )

その後(日曜日の続き)、夜、少し遅い時間、交通量が減った頃合いを見計らって、母親、チャトラ、白茶に3回目に出した残りのミルクをサビの血の痕の上に少し流してやり、母親たちの匂いと大好きだったミルクで弔ってやった。そのあと、バケツの水で流し、デッキブラシでこすってみたが、もう、時間が経ちすぎていて、血の痕をどうすることもできなかった。

私もその後一旦寝ようとしたものの、夜中の1時半頃になって、どうしても寝付けないので、もう一度だけ、と思い、そこらを歩き回ってみた。チャトラと白茶が青空駐車場の所に戻って来ていて、じっと車の下でサビを待っているような様子だった。

そして、翌朝、外に出ると、チャトラが青空駐車場にまだ居て、あちこち、少しずつ移動しながら、人の通りが多くなるまで、とどまっていた。

夜になって、いつもどおり、エサとミルクを持って行こうとすると、母猫が少し大きな声で鳴いた。そう言えば、昨晩も同じ声を聞いたが、そのときは、このあたりでよく見かける、背中が明るいオレンジ色でお腹が白い大きな雄猫も近くに居たので、その猫が鳴いたのだと思っていた。母猫が鳴くことなど、無かったからである。

しかし、間違いなく母親はサビを呼んで鳴いていた。「ご飯だよ、食べに戻っておいで! お腹空いたでしょ!」と。

2011年8月28日日曜日

みぃちゃんの兄弟

2011年8月28日(Sun.)、本日、買い物の帰り、お隣の奥さんがプランターの土の入れ替えをされていたので、少し話していたのだが、そのとき、今朝早くに、子猫が交通事故にあったらしい、と聞いた。その方も直接ご覧になったわけではなく、どんな猫かは分からなかったが、私はすぐにみぃちゃんの兄弟のチャトラだと思った。

みぃちゃんの兄弟は、全身チャトラ(以後「チャトラ」)、チャトラで、首からお腹にかけて白く、確か4本の足も全部いわゆる足袋をはいた子(以後「白茶」)、それとみぃちゃんと同じさび(以後「サビ」)の3匹。母親は一応雉猫だが、少しさびが入っているような感じだ。みぃちゃんの兄弟のサビは、みぃちゃんよりずっと彩りが明るく、その分、より可愛く見受けられた。

みぃちゃんを捕まえる前から、母猫は、屋根の上に暮らしていたみぃちゃんに出していたエサの残りを食べにやって来ていた。みぃちゃんを捕まえてからも、母猫がやって来るので、それからは、みぃちゃんの母親のためにエサを裏のお家の屋根の上に出すようになった。

多いときには、3時間おきに母猫は来ていたのだが、小柄な体なのに、驚くほどよく食べることもあり、一時は、他の猫も来ているのでは? と疑って、何度もそっとのぞいたこともあったが、やはりひとりで食べていた。

母猫は、裏のお家のみぃちゃんが落ちた場所の塀の上(小さな瓦が敷かれている)から私の家の中をのぞいていて、私が気付くのを待っているのだが、私が気付いて、エサを出してやるとき、最初は激しく逃げたものの、すぐにほとんど逃げなくなり、最後には、「フガー」とは言うものの、全く逃げなくなっていた。

しかしそんなある日、母猫はいつもどおり来ていたので、いつもどおり、ミルクとエサを出してやったのに、全く口にせず、しかも、エサの方には行こうともしないで、しばらく私の家の方をうつろに見ているのである。その表情は、「もう私はいいから、私の分を子どもたちにあげて欲しい。」と言っているように思えてならなかった。

子猫たちは、すぐ近くのお寺を住み家にしているようなのだが、そのお寺の裏のガレージで、ときおり見かけていたので、ガレージの柵の下に手を入れ、車の下にエサをおいてやるようになった。その内、ミルクもおいてやるようになったのだが、ミルクもエサもよく食べてくれ、みんな順調に育っていた。

特にサビは、私が来る時間が分かるのか、いつもガレージのところで私を待っていてくれた。チャトラと白茶はよく一緒に遊んでいたり、私の家の並びの青空駐車場の近くの日陰で一緒に昼寝をしているのを何度か見たのだが、とても仲が良いのに、サビはたいていひとりで、母親もチャトラと白茶と一緒に居ることはあっても、サビと一緒に居るところはなかなか見なかった。

チャトラは何となくヤンチャな感じで、よく動き回っていたし、白茶は、一緒に動き回る訳ではないものの、チャトラとじゃれ合っているのを何度か見かけたことがあった。サビはたいてい最初にひとりでエサを食べ、その後、チャトラと白茶がエサを食べていて、別に一緒に居るところを見たことが無いわけではないものの、何か別行動で、ちょっと心配にもなっていた。

そんな日がそれなりに続いたのだが、やはり、夜になると人通りが多くないとは言え、人目を避けながらエサを出すのは大変だったが、最近は、毎日必ず、私の家の並びの青空駐車場まで4匹みんなそろって来るようになり、エサとミルクを夜7時半ころから11時ころまで、3回に分けて出してやっていた。

みんなよく食べ、よく飲んでくれ、完全に私の顔は覚えたらしく、姿を見ると、逃げるものの、車の下にミルクを置くと、白茶なんかは、もうそのミルクのところまで来ていて、手が届きそうだった。車の下に居ると、姿が見えないと思っているらしい。

私の家も多分、分かっていて、私がエサの時間に玄関を開けると、誰かが青空駐車場の方へ走って姿を見せ、自分たちが待っていることをアピールしていた。その走り方がとても可愛く、いつもそれを見るのが楽しみになっていた。

そんな日々が続いたものの、きょう、子猫が車にひかれたと聞いて、一番ヤンチャなチャトラを疑ったものの、どうやら一番おとなしく思われたサビがひかれたようだ。

毎日、必ずみんな一緒にエサを食べに来ていたのに、きょう、とうとうサビは現れなかった。しかも何がつらいと言って、いつもは3回目のエサを食べると、すぐにみんな近くのお寺に帰って行くのに、きょうは3回目のエサをなかなか食べず、食べたあとも、サビの分を残すようにして、ずっとサビの帰ってくるのを車の下で全員そろって待っているのである。

みんなきっと、サビがお腹を空かせて戻ってくると信じているのだろう。